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バイオマス素材認証取得の新パッケージ

従来からリサイクル可能だった当社のパッケージがさらに新しく生まれ変わりました。
これまでの容器は化学燃料由来プラスチックを使用しておりましたが、現在はISSC+の認証を受けたバイオマス由来の材料からマスバランス・ アプローチの原則に基づいて製造されています。

植物油由来のバイオベースプラスチックに置き換えることで
毎年966トンの化学燃料由来プラスチックの生産を削減する見込みです。

環境に配慮したバイオマス素材への転換

二酸化炭素排出の抑制と資源の有効活用に配慮し、レ・ヴェルジェ・ボワロンは、冷凍フルーツピューレのパッケージすべてに、マスバランス方式に基づくISCC+認証を取得したバイオマス素材を100%採用しています。

この認証を通じて、年間966トンの化石由来資材が、植物由来の原料(バイオ廃棄物)に置き換えられています。当社の場合、原料には食品加工業や外食産業から回収された使用済み揚げ油を利用しています。

Montage Chaine

2030年へ向けたプラスチック削減への挑戦

レ・ヴェルジェ・ボワロンでは、パッケージの品質・機能性・リサイクル性を保ちながら、化石由来資材の使用削減に取り組んでいます。これは、持続可能なパッケージへの道のりの第一歩です。
バイオマス素材は、化石由来資材の使用を減らす有効な手段であり、私たちは2030年までに販売1kgあたりのプラスチック使用量を80%削減することを目指しています。
目標への道のりは続きますが、パートナーの皆さまと力を合わせることで達成できると確信しています。

果実の恵みを、より良いパッケージで未来へ一緒に届けましょう。

もっと詳しく知る

ISCC(International Sustainability & Carbon Certification) は、原材料の持続可能性を保証する世界的に認められた認証制度です。
業種や生産方法に応じて原料の由来を特定するためのさまざまなトレーサビリティ手法を提供しています。
当社のPP(ポリプロピレン)製プラスチックパッケージでは、その中でもマスバランス方式が採用されています。

詳しくは公式サイトをご覧ください://www.iscc-system.org/

 

 

マスバランス方式は、生産の初期段階で特定の特性を持つ原料(バイオマス原料、リサイクル原料など)を一定量確保し、それを他の原料と混合して製造する際に、その投入量に応じて製品に特性を割り当てる手法です。

この方式では、製品の中のどこにその原料が使われているかを物理的に特定することはできませんが、生産全体で投入量と使用量を記録・管理し、バランスを保つことで、投入した分だけ確実に持続可能な原料が製品に反映されます。

例えば、化石燃料由来のプラスチックとバイオベースのプラスチックを混合して製造する場合でも、マスバランス方式を用いることで、当社のパッケージに使われるプラスチックの相当量をリサイクル植物油から生産することが可能になります。

さらに、この方式を活用することで、既存の製造設備や流通システムを大きく変えることなく、化石燃料由来プラスチックの使用量削減をスピード感をもって進められるという利点があります。これは、完全に材料を切り替える場合と比べて移行期間を短縮し、早期に環境負荷低減へ貢献できるという点で大きなメリットです。

バイオベースプラスチックは、植物由来の原料を一部使用して作られたプラスチックです。マスバランス方式を用いて、植物油などのバイオ由来原料と化石燃料由来原料を組み合わせて製造されます。

具体的には、プラスチックメーカーが使用済み植物油を一定量確保し、それを化石燃料由来の原料と混合してポリプロピレン(PP)の樹脂ペレットを製造します。このとき、原料投入量に応じたバイオ由来の割合が製品に割り当てられます。こうして作られたプラスチックは、国際的な第三者認証機関ISCCによって、原料の投入量やトレーサビリティが証明されます。

植物由来の原料は、プラスチック製造全体の工程にマスバランス方式で組み込まれるため、当社の包装材だけでなく他社の製品にも使用されます。この仕組みにより、プラスチック産業全体で持続可能な原料の使用割合を高めつつ、使用された原料のトレーサビリティを確保することができます。

使用している植物油は、食品加工業や外食産業から出た使用済みの揚げ油です。
これらの油は、分子レベルまで分解され、プラスチックを構成する最小単位である「モノマー」に変換されたうえで、バイオマス由来プラスチックの製造に再利用されます。そのため、包装資材の食品安全性には影響がありません。

私たちのパッケージの機能性やリサイクル性は従来と変わりません。
構成成分の由来が変わっても、当社の包装製造に使用されるプラスチックは同じ種類、すなわちポリプロピレン(PP)です。
使用する植物油は分子レベルまで分解され、プラスチックを構成する最小単位である「モノマー」に変換されたうえでバイオマス由来プラスチックの製造に再利用されます。
この工程により素材の技術仕様は従来品と同一となり、パッケージの品質、機能性、リサイクル性を変えることなく維持することができます。

パッケージに含まれる植物由来成分の割合を正確に知ることはできません。
マスバランス方式では、生産開始時に一定量の植物由来原料を確保しますが、その後の工程でこの原料は化石由来の原料と無作為に混合されます。両方の原料が一体化して分離不可能になるため、初期段階で植物由来原料の量が決まっていても最終的な包装材の中での割合は測定できません。

当社の場合、石油化学業界のパートナーを通じて966トンの植物油を確保しています。
この966トンは、冷凍ピューレ用パッケージ(トレーおよびバケツ)1,400万個分に相当し、当社が必要とする包装材の100%をまかなう量です。これらの数値は、2023年に生産したトレーおよびバケツの数量に基づいています。

植物油は分子レベルまで分解し、プラスチックを構成する最小単位であるモノマーに変換できるため、理論上は植物油100%のプラスチック製造も可能です。
しかし現時点では、バイオベース原料の供給量やコスト、食品グレードPPとしての安定品質の確保、大量生産体制の未整備など、産業的・商業的な制約により実現していません。
そのため、現在はバイオ由来原料と化石由来原料を組み合わせる「マスバランス方式」が唯一の現実的なアプローチとなっています。

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