生産者コミュニティ
パートナーとの持続的で尊重に満ちた関係を築くために
私たちは常に、関係性において「尊重」という価値を体現するサプライヤーとの持続的な協力関係を大切にしてきました。これらの関係は、ベストプラクティスと長期的なコミットメントに基づき、その継続性を確かなものにしています。単なる商取引にとどまらず、倫理的で持続可能かつ社会的責任を果たす姿勢の表れでもあります。
サプライヤー関係憲章
2023年、私たちは日々の関わりを支える価値観と基本原則を明確にした「サプライヤー関係憲章」を制定しました。この憲章は、双方の相互的なコミットメントを考慮し、公平で安定した関係を築くことを目的としています。これにより、信頼と透明性が一層強まりました。現在、私たちのサプライヤーの80％が10年以上にわたり協働しており、その長きにわたる関係性こそが、持続的かつ実りあるパートナーシップへの揺るぎない姿勢を証明しています。
長期的パートナーシップ
私たちの長期的なサプライヤーとの関係は、持続性と相互利益を重視した戦略的な協働の形です。信頼と透明性を築き、生産者に安定した販路を、私たちに確かな量と品質の調達をもたらしています。
ペッシュブランシュ
2014年から私たちは生産者と共にペッシュブランシュ（白桃）の「ベルリム」という品種の果樹園づくりを技術面・資金面の両面から支援してきました。現在では、気候変動リスクの分散を図るため、各地で合計11ヘクタールの植栽を行っています。
生産者の一人である、アリクサンのアンソニー・オブシエ氏は、植樹にかかる資金全額の支援に加え、灌漑設備や防雹ネットの設置、収穫の一部の販売価格の保証といった様々な仕組みを利用しています。
「この協働はまさに双方にとって有益な関係です。私は栽培面積を拡大することができ、収穫の一部を保証価格で販売できる安心感を得ました。この取り組みはまた、責任と透明性を重んじる姿勢の一環でもあります。トレーサビリティの向上や、地域に根ざした流通経路の確立などへとつながっています。」
アンソニー・オブシエ（白桃生産者）
カシス・グロゼイユ・ミュール
私たちは長年にわたり、この地域における赤い果実の生産の保全に尽力してきました。2023年には、主力作物であるカシス、グロゼイユ、ミュールの3種について、複数年にわたる契約を更新し、大きな一歩を踏み出しました。
この取り組みは、製品品質への揺るぎないこだわりを示すとともに、生産者やお客様に安定的な供給をするという私たちの約束を改めて証するものです。
ポワール
私たちは、ドローム県北部のモラス＝アン＝ヴァロワール地域におけるポワール（西洋梨）生産者の方々と確かな信頼関係を築いてきました。
この土地は代々受け継がれてきた伝統的な技とともに「ウィリアムズ」種の栽培で広く知られています。
その卓越した栽培技術と独自の風土が結びつくことで、ヴァロワールの西洋梨は他にない味わいを醸し出し、2011年には「Site Remarquable du Goût（味の景勝地）」の認証を獲得しました。